地元の大阪で参加したアイグランの就職説明会で、東京の保育園で働いてみないかと声をかけられました。当初は考えてもみなかったことですが、金銭的な支援も含めた手厚いサポート体制もあり、東京で社会人生活をスタートすることを決断しました。会社の方々の温かい対応に「正確性と相手の立場に立って思いやる心」という企業理念が実現されていることを肌で感じました。
保育士のいちばんのやりがいは、子どもたちと心を通わせていく過程だと思います。表情や仕草から子どもの様子を読み取り、甘えたり怒ったり泣いたりといろいろな感情をぶつけられ、それを受け止めながら信頼関係を築く。その中で子どもの成長を実感し、保護者様と喜びを共有できることも醍醐味のひとつです。子どもにとって特別な存在になれる保育士という仕事は、とても魅力的です。
担任となった1歳児クラスで、初め男性保育士が苦手で近くに寄ることさえできない女の子が居ました。保育士を目指したときからこのような場面は覚悟していましたが、どう対応すれば良いかわからず、ずいぶん悩みました。しかし、少しずつコミュニケーションを取っていくことで、今では「せんせー!」と叫びながら駆け寄ってきてくれるようになり、とても嬉しく感じています。
オンとオフの切り替えや休日の有意義な時間の使い方を意識しています。社会人になったばかりで、まだまだ勉強することがあり休んでいる場合ではない、と考えてしまうこともあります。しかし、気持ちの切り替えやリフレッシュをして適度な余裕を持つことも、日々の保育の質を保つためには重要だと気付きました。休日の時間を上手く使えるようになってからは、かえって仕事に向けての活力を養えているような気がします。
一人で買い物に出掛けることが多いです。誰かと会うことも楽しいですが、自分のリズムで過ごせる時間も好きです。休みの日は初めての場所に行ってみたり、初めてのものを食べてみたりと、チャレンジングに、そして計画的に過ごしています。東京に来てからは、これまで知らなかったことを体験する機会が多くあり、とても有意義な時間を過ごせています。
保護者様が安心してお子さんを預けられるような保育士になることが現在の目標です。まだまだわからないことも多く、悩み戸惑こともありますが、毎日の保育から少しずつ学び、経験を積むことで能力を向上していくしかありません。自分の長所である明るさ・笑顔は絶やさず、子どもたちのために何ができるかを考え、実行していきたいと考えています。
単身上京してスタートした社会人生活は、当初はその環境の変化に慣れることに精一杯でした。しかし、子どもたちと過ごす毎日に充実しています。まだまだ少ない男性保育士は、職場で頼りにされる存在です。男性だからこそできる保育もあるのではないでしょうか。保育士を目指している男性の皆さん、ぜひ一緒に頑張りましょう。